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| 1961年東京都出身。東京学芸大学美術教育学科卒業。2年間私立小学校の教員を勤め、結婚を機に退職。数年の専業主婦の後、フリーランスのイラストレーターに。幼児物から大人向けまで、雑誌、書籍、MOOK、そして企業のWebと幅広く活躍中。 |
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子どもたちの幸せを守っていくのは
やっぱり大人の役目。だから……。
2005年3月28日、東京・青山、ファッションビルやレストランが並ぶ通り沿いの地下室にある小さなギャラリー、Pinpoint
Galleryは人いきれがするほどであった。おそらくそれぞれは初対面であろう来訪者、その多くは編集者とかデザイナーといった本にかかわる人たちが、小学校の同級会で久々に再会を果たしているような、何だかなつかしそうな、うれしそうな笑顔で対している。その真ん中に、個展の初日を迎えた佐古さんの晴れやかな、いちばんの笑顔があった。
「きみはとくべつ」と題された個展の案内文にこんな佐古さんの言葉がある。「私にとってこどもの世界を描くことは、大切にしていたものを思い出すことのできる楽しい作業でもあります。時には作品をつくっているというよりも、ブロックで家を作って人形で遊んだり、砂場の山にトンネルを掘って水を流し込んでいるような、そういう幼いころあたり前に持っていた感覚にとてもよく似ています。見てくださった方から笑顔がこぼれるような、そんな作品展にできれば嬉しいです」
子どもたち同士の「いじめ」の問題でも、むしろいじめてしまう子どものことが心配になってしまうという、やさしい視線。どの子にも「きみはトクベツだよ」と、肩を抱いてあげられる大人たちでいましょうよ。佐古さんの絵は大人たちにそう語りかけてくる。
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