1935年島根県で生まれる
名実ともに、日本を代表する吹きガラス作家である。
久しぶりに舩木先生の仕事場を訪ねた。
立ち竦んでしまいそうな炉から伝わる熱波の仕事場、その中で淡々と仕事をこなす姿は、迫力に満ちていて所作がなんとも美しい。無意味な動きが全くない。写真でいう「すべてがシャッターチャンス」である。
灼熱のガラスはここで命を与えられ、日常使いのガラス器に生まれ変わる。完成の頂点の少し手前で仕事を終え、あとは使い手の意志に委ねる作風。この少しばかりの間合いによって、使い手は自分だけの器として感じ、愛着を深めていくのだろう。舩木ガラスの人気の秘密は、そこにあるのかもしれない。(向村)
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